SNSは本当に”自由な表現”ができるの?
2022/04/18
NEWS
皆さんは普段何気なく使用しているSNSについて、どのくらい発言に注意しながら投稿されていますでしょうか。
投稿すれば瞬く間に世界中に発信されると思いながら投稿している方は少ないのかな、とも思いますが、
中には細心の注意を払いながら投稿をしているユーザーもいるのではないでしょうか。
今回はSNSを取り巻く表現の規制と自由について気になる記事がありましたので、ご紹介しようと思います。
それぞれのSNSにはきちんとポリシーがある!
SNSに限らず、GoogleやYahooといった検索エンジンにもポリシーが用意されています。
当たり前のようでとても重要なことがまとめられており、ポリシーに違反する行為には厳格な対処もされます。
しかし、ほとんどのユーザーがポリシーの部分は理解したつもりで気軽にSNSを利用しています。
もちろん筆者自身も「過激な内容でなければOK」くらいに考えていました。
では、実際にTwitterやYouTube、Instagramのポリシーはどのように定められるのかチェックしてみましょう。
Twitterのポリシーと基本原則について
Twitterにはユーザーの安全を守るための11項目のポリシーが用意されています。
各項目に共通する基本原則はこのようにまとめれらています。
「Twitterのミッションは、言語や文化などの障壁なく、誰もがアイディアや情報を即時に作成、共有し、意見や信念を表現する場所を提供することです。表現の自由は人間の権利です。すべての人に意見があり、それを発言する権利があります。Twitterの役割は、さまざまな考えを自由に表現できる、公のコミュニケーションの場を設けることであると考えます。
Twitterは、利用者がTwitterで攻撃的な行為を受けるならば、表現の自由が脅かされると認識しています。調査によれば、ある特定のグループがオンライン上で特に攻撃的な行為の標的とされています。それには、女性、有色人種、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、インターセックス、アセクシャルという、社会の非主流派であり歴史的に少数派のコミュニティが含まれます。複数の少数グループに 所属する人々にとって、攻撃的な行為は日常的で、耐え難いものであり、大きな害を及ぼします。
Twitterは、嫌悪、偏見、不寛容に基づく攻撃的な行為のうち、とりわけ歴史的に非主流派の人々を沈黙させようとする攻撃に対する取り組みを進めています。このため、Twitterは、一部の国や地域で規定されている保護対象のカテゴリーに属する個人への攻撃的な行為を禁じています。」
引用:Twitterのポリシー
ネット上の風評被害でもよく取り上げられるTwitterですが、基本原則にあるように「公のコミュニケーションの場」であることを考えると特定の個人等への攻撃はポリシー違反になるため、厳しく対処されることは明らかですね。
そしてこの基本原則には「表現の自由」という言い方も使われています。
個人の思想や意見を自由に表現できることも保証したうえで、行き過ぎた発言をしないよう規制を設けていることが分かります。
YoutubeやInstagramにもコミュニティガイドラインが定められている!
先述したように、どの媒体にもコミュニティガイドラインが設けられています。
YouTubeのコミュニティガイドラインには20項目、Instagramには大きく分けて7項目用意されています。
昨今“バズる”ために必要以上に過激なコンテンツを挙げて、そのエンゲージメントを競い合うような風潮が強まっているように感じます。
自分の発言には自由が保障されている反面、第三者を守るための規制によって制約も同時に受けています。
もしも誰かの自由な発言によって、自分の権利や尊厳が侵された際には当事者を守る法律も整備されています。
いつ加害者や被害者になるかもわからないSNSを利用する際は、しっかりとポリシーを意識して利用することが重要ですね。