Twitterのコピペ対策が本格化へ
2022/05/13
NEWS
イーロン・マスク氏によるTwitter買収が大きな話題となっているなか、新たにTwitterは大量に同一文章を拡散させる「コピーパスタ」へのペナルティの強化を行うことを発表しました。
今回はその具体的な内容についてご紹介していきます。
コピーパスタとは?
「コピーパスタ」とは、コンテンツを複製するコピー&ペースト機能に由来する言葉で、ある情報源からのコンテンツを複数人で複製してソーシャルプラットフォームやフォーラムで広く拡散しようとする行為を指すインターネットスラングです。
Twitterでは、プラットフォーム上で何らかの手段により、コピー&ペーストまたは複製された一連のテキスト、画像、またはコンテンツの組み合わせを、コピーパスタまたは重複したコンテンツと呼びます。
コピーパスタ、重複するコンテンツは、メッセージを拡散する1つの手段であり、幅広い目的で使用されるものですが、Twitter利用者にとって、繰り返されるスパム行為、快適性を損なうものとなる可能性があります。また、重複するコンテンツは、人為的にコンテンツを拡散するため、情報を隠蔽するため、またはTwitterのトレンド、検索結果の上位、プラットフォーム上の会話を操作するために使用される場合もあります。 ”
引用:コピーパスタおよび重複するコンテンツに関するポリシー
このように、ある投稿を大量にコピー&ペーストすることで拡散していく手法を「コピーパスタ」と定義しています。
日本ではよく「パクツイ」と表現される手法です。
このため、引用やリツイートは対象外となり、ネガティブな効果をあたえるスパム行為やトレンド操作を「コピーパスタ」の対象としています。
どんなペナルティがある?
該当のツイートが「コピーパスタ」と判定された場合、ツイートの表示制限などの措置が講じられます。
アカウント凍結やツイートの削除等の罰則はないものの、
対象のツイートの投稿アカウントにはTwitter側からの監査の対象となる可能性があります。
また、 ヘルプセンターには下記のような対応が明記されています。
“検索結果の上位やトレンドでツイートが拡散されないようにします
そのツイートの作成者をフォローしていないユーザーのタイムラインでツイートをおすすめしません
返信におけるツイートの表示順位を下げます
メールやTwitter内でのおすすめから当該ツイートおよびアカウントを除外します
まとめ
今回の発表に伴うTwitter社が巡回や、過去のツイートまで遡ることは考えにくいと思われます。
現段階での発表ということなので、今後の運営指針として捉えておけば問題はないです。
誹謗中傷への対応や、今回の「コピーパスタ」への対応など、
今後もTwitterのユーザーファーストの取り組みは続くと思われるので、本コラムでも引き続き調査を進めて参ります。