Google最新コアアップデート情報(2024年3月)
2024/04/30
NEWSSEO
Googleは2024年3月にコアアップデート(March 2024 core update)の展開を開始していましたが、4月26日にロールアウトしたとの通知がありました。
今回のアップデートは今までのコアアルゴリズムに変更が加えられ、大きな変動が起きることが予測されていました。
本記事では今回のコアアップデートについて最新情報をお届けします。
Googleのコアアップデートとは
Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに大規模な変更を加えており、 その変更を「コア アップデート」と呼んでいます。
このアップデートは、
“全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすことを目的としています。”
参照「Google 検索のコア アップデートとウェブサイト」https://developers.google.com/search/updates/core-updates?hl=ja
とされており、2023年は3月、8月、10月、11月の計4回のアップデートが実施されました。
いずれのアップデートも、検索結果や検索順位に大きく影響を与えており、今回のアップデートでもユーザーの体験に変化があることは間違いありません。
今回のコアアップデートの影響
今回のコアアップデートはロールアウトまでに45日間もかかっており(通常2週間程)、その期間からも大規模な変更があったことが伺えます。
Googleは今回のアップデートでの具体的な変更点は明かしていませんが、目的として検索の品質向上を挙げています。つまり、単にクリックさせるために作られたようなコンテンツを排除し、ユーザーが有用と感じるコンテンツが多く表示されるように変更を加えています。
実際、Googleは今回のアップデートで、低品質でオリジナリティのないコンテンツが検索結果に表示される割合が45%減少できたと報告しています。
このアップデートによって、著者自身も検索結果画面の順位の変動を感じています。ネット上では個人で運営しているブログなどが上位表示されにくくなった、との声もあり、今後の検索結果の動向を注視していく必要がありそうです。
ちなみに、今回のアップデートに対するフィードバックフォームが公開されています。
受付期間は2024年5月31日までとなっています。
スパムに関する新しいポリシー
コアアップデートに伴い、スパムアップデートも同時に行われていました。
大きな追加点としては以下の3項目になります。
期限切れドメインの悪用
使われていない期限切れのドメインを利用して、本来のサイトとは全く関係のないコンテンツを公開することを禁止しました。
これは、ドメインの過去の評価を利用して、低品質のコンテンツが検索の上位に掲載されることを防ぐ目的があります。
あくまで悪用が禁止なだけなので、サイトを立ち上げる際に古いドメイン名を使用すること自体は問題ありません。
大量生成されたコンテンツの不正使用
これは生成AIによる、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。
従来から生成 AI を検索結果の順位操作のために使用することはスパムであると見なしてきました。今回はこれまでのポリシーを踏襲したうえで、より巧妙な大量生成手法にも対応できるようになったようです。
サイトの評判の不正使用
これはつまり、「ドメイン貸し」と呼ばれる行為を禁止する項目となります。
※ドメイン貸しとは
既にアクセスの集まっているサイトのドメインを借りて、元々のサイトとは関係のない内容のサイトを運営し、貸した側に報酬を支払うやり方を指します。
新しいドメインではSEO対策を行っていても検索の上位表示には時間がかかるため、既に上位表示が見込まれるドメインを借りる方法が横行していました。
今までGoogleは、ガイドラインには違反していないものの推奨していない、といった立ち位置でしたが、今回のアップデートを機に禁止となりました。
この3つの新しいポリシーは、2024年5月5日より適用されます。
そのためGW明け以降には、更に順位の変動があることが予想されています。
アップデートで思わぬ弊害が
Googleのアップデートによって思わぬ影響を受ける個人や企業も存在します。
例えば、検索順位が変動したことで、今まで表示されていなかった悪評や事実無根なことが書かれたサイトが上位表示されてしまうことがあります。
そういった場合は、次のアップデートを待つしか方法はないのでしょうか。
そんな状況、もしかしたら専門業者であれば対応可能かもしれません。
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