YouTubeの低評価数が非表示に!
2021/11/15
NEWS
2021年11月10日、YouTube公式動画からとある発表がありました。
それは低評価数が非表示となるというものです。これによってYouTuber、視聴者それぞれにどのような影響があるのでしょうか。
今回は実際にこの件に触れているYouTuberの反応も含めて解説をしていきます。
なぜ非表示にするのか?
YouTubeによると、今回の対策は主にクリエイターへの嫌がらせを抑える策の一つだと発表しています。
また、今後も対策の手法を増やしていくことも併せて伝えています。
YouTubeのテストによると、小規模のクリエイターは不当に低評価を受ける事例が多く寄せられていたといい、
低評価の非表示で“荒らし目的”の低評価クリックを抑制できることが判明したそう。
しかし、低評価ボタンは従来通り使用可能とのこと。
低評価ボタンを押すことはできても、その数だけが表示されない仕組みになるそうです。
一方クリエイターでは心配な面も。
日本国内だけでなく世界各国からチャンネル登録を集めている、「HIKAKIN」氏はこの話題に触れこう発言しています。
「度を越えた低評価いじりが減るのは良いことかもしれない」と肯定的な意見を述べながらも
「低評価ボタンであったとしても視聴者が動画に参加できる要素が減ることを寂しく思っています。」とも語っています。
影響力のあるクリエイターの発言であることを踏まえた内容ではありますが、
やはり今回の低評価非表示にはトップクリエイターとしての思いが感じられます。
ユーザーには改悪との声も。
クリエイターの“荒らし”がなくなるという面での気持ちは楽になるかもしれませんが、
ユーザーは低評価数も動画視聴の指標にしているという声も多いのが現実です。
低評価数が非表示になれば、指針の一つが失われるため
改悪ではないかとの声も上がっています。
中には視聴回数や高評価数も非表示にすべき、と少々過激な意見も上がっています。
風評対策に各媒体が敏感になってきている!
先日コラムにまとめた、Yahoo!ニュースのコメント欄非表示も誹謗中傷を守るための対策でした。
そして今回のYouTubeの改変もクリエイターを守る対策として実装されました。
SNSの誹謗中傷が問題視されてきているなか、こうした対策の動きは今後さらに大きくなるのではないでしょうか。
規制やルールを増やしながら、SNSの自由性は残していく、各運営はどのように対策を進めていくのか注目していきたいと思います。